本日6月13日は播磨町の長方形2㎞のコースを使用した。
道幅も広く、車の通りも少なく
安心して練習が出来る場所の一つである。
参加メンバー様
本日は三人の方がご参加くださった。
一番一緒に練習したかったTNDさん。
そして2度目のご参加のYSOさん、AYKさん。
走力とライド技術は別物
先日のHCライドで改めて感じたことがある。
走力とライド技術は全く別である。
ライド技術とは
①自転車を上手に走らせることが出来る個人技術と、
②だからこそ仲間と安心安定して走ることが出来る集団走行技術と
に分けたい。
最初から酷な話で申し訳ない。
でも何度も言うが、皆さんには
”安全に””楽しく”
サイクリングしてほしいのだ。
今回の講習内容
STEP1:最初の計測
私が先頭で平均230Wで踏み続け、そこにYSOさん、AYKさん、TNDさんが付いてくる。皆さんの自転車にはパワーメーターが付いているのでその時の各自の平均出力を測定してもらう。1周目はYSO、AYK、TNDの順番。2周目はTND、YSO、AYKの順番。この数字を基準値として、下記講習後に同じことをしてどれくらい低いパワーで走れるようになったかを上達の目安として確認する。(ちなみに今回はパワーメーターを持っている方々のご参加だということが事前に分かっていての講習内容。持ってない方がいらした場合は別の対応を行いますのでご安心を)。
STEP2:壁スタンディング練習
その後個人技術として壁スタンディングの練習を行う。
壁スタンディングを行うとバランス能力+バランス修正能力が高くなる。
集団走行で一番危険と言われるハスリの際の対処方法が身に付くことは勿論、坂道で蛇行せずペダルを強く踏んでも真っすぐ効率良く進ませることが出来るようになったり、風で煽られた際もよろけなくなる。
STEP3:集団8の字練
個人技術+集団走行技術として集団8の字練習を行う。
コーナーやブレーキが得意な人のライン、操作を真似て上手になるほか、前後に仲間がいることで「前の人について行けるように」、「後ろに人に迷惑をかけないように」というプレッシャーの中でも冷静正確な操作が出来るように馴れる。
STEP4:他者との接触に慣れる
もう一つ個人技術+集団走行技術として、人にタッチしたり、漕がない人を手で押してあげたり、横の人と接近したり肘で当たったり。自転車ってコツさえつかめば色んな事をしても安定して乗れるんだなぁって馴れていく。
STEP5:ローテーション練習
今までの技術を使ってローテーション練習。基本的なルールやマナー、コツをを覚えるために25㎞/hくらいから。慣れてきたら徐々に速くして最後は36km/h~38㎞/hくらいまで。
STEP6:再度計測&最後のまとめ
STEP1と同じように私が先頭で平均230Wで踏んだ時に皆さんの出力はどうなる??? ちなみにAYKさんがNo.5で一番きつそうだったのでNo.6が始まる前に「残体力は何%ですか?」と聞くと「5%」と。「良かった。それならあと2周計測のために走っても3%くらい残りますね。」。「残るか!!」って怒られそう。
結果
出力(w) | 平均速度 | ISCS今井 | YSO | AYK | TND |
改善前1周目 | 34.7km/h | 232W | 150W | 114W | — |
改善前2周目 | 34.9km/h | 235W | 143W | 114W | — |
改善後1周目 | 35.9km/h | 231W | 125W (▼-25W) | 105W (▼-9W) | 120W |
改善後2周目 | 35.7km/h | 232W | 133W (▼-10W) | 105W (▼-9W) | 120W |
YSOさんもAYKさんも10~25Wセーブできていますね!!
ビックリです。
特にYSOさんは私の後ろ(2番目)を
走っているときは-25W。
驚異的です。
それでいて皆さんリスクを犯した感じは一切なく、
逆に安心して走ってられます。
YSOさんがTNDさんの後ろを走られた際は、
故意に車間を取り試されたらしいですね。
これくらいの平均速度で上手に走っているときは
これくらいの平均出力になると
一つ大事な基準が出来ましたね。
AYKさんは体重が非常に軽量でいらっしゃるので、
その中での-9Wも凄い変化です。
TNDさんはYSOさんより大柄な体形でいらっしゃるのに、
YSOさんより低いパワーで走ってられて
凄いじゃないですか。
逆にYSOさんの後ろも私の後ろも
安定していて走りやすかったということかな笑
皆さんとても上手になられました~。拍手
※TNDさんはYSOさんより身長も体重も大きい
番外編
最後は少し出し切って終わろう。
インナーロースプリント×2回
ベストギアスプリント×1回
今井笑いすぎ^^
だって皆さんと本気で遊んでいる瞬間が好きなんだもん。
理屈じゃ知っていも、真剣にやってみると
予想以上の変化と驚きが!!ってのが今回の練習会。
一般社団法人日本自転車安全講習協会として、
安全なサイクリングのために啓蒙していくから
是非遊びに来てね~。